今回は「筋トレ」で1位にいるサイトについての考察をしたいと思います。
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「筋トレ」で検索すると1位に占いサイトがいる?なんで?

知っている人も結構多いと思いますが「筋トレ」で検索するとどういうわけか1位に占いサイトが登場します。

出典:http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/
普通に考えて筋トレで検索をしたら1位に出てくるのは筋トレのサイトじゃないとおかしい、というのが肌感覚ですよね。
なんで占いサイトが出てくるのか?という点についてここでは考察します。
「筋トレ」で検索すると1位に占いサイトがいる理由
理由1:ドメインが鬼のように強い
まず一つ目の理由がドメインです。
ドメインを見ると「http://st.sakura.ne.jp」とさくらサーバーのサブドメインになっています。
実はこのさくらのサブドメインは中古ドメイン界隈などでも鬼のようにドメインパワーが強いことで有名だそうなんです。
ほぼ出回る事はないそうですがこちらはそんなドメインを取得しています。
そういうわけで、ドメインパワーが強いというのが恐らく「上位に出る土壌を作った」のだと考えられます。
が、多分これはあくまでも土壌を作っただけで恐らくもう一つの理由がより大きな理由だと推察します。
理由2:Googleが「筋トレ」という言葉を「石井ゆかりさんのブランド名」だと捉えている
恐らく、これが理由かなと僕は考えています。
この占いサイトの管理人の「石井ゆかり」さんって僕はどなたか存じないのですが検索ボリュームを調べると89,000もあることが分かりました。
つまり、月に89,000回、「石井ゆかり」と検索されているということです。

それに対して、筋トレの検索ボリュームは172,000です。

これが何を意味するのかというと、筋トレと調べられる回数が月間17万2000に対して石井ゆかりと調べる人が月間8万9000とそこまで乖離していないことが分かるんです。
となると、Googleから見ると「筋トレというのは石井ゆかりさんという人が作ったお店の名前である」と判断しても何らおかしくありません。
このように、お店の名前を検索することを指名検索とも言いますが、「筋トレは指名検索である」と判断されているということです。
別の例で考えてみると分かりやすいかもしれません。
もしAKB48の誰かが「筋トレという名前の公式サイト」を立ち上げたとしましょう。
すると、ファンから見ると「筋トレと検索をして一発でその公式サイトに行けると便利」だと考えますよね。
そしてそのAKBメンバーが月に100万回くらい検索される超有名人だとしたらGoogleはそれを無視できないわけです。
100万回検索される人物の公式サイト名が「筋トレ」だと現状検索ボリュームが2万くらいしかない筋トレはのみこまれてしまうし「筋トレと検索する人の大半」はそのAKBメンバーの公式サイトを指して検索することになります。
だったら、筋トレと検索したら一撃でその人の公式サイトが上位に出る方が適切だ、とGoogleは判断します。
・・・ここでは具体例で見ていきましたが、これと同じような現象が起きていると考えられるわけですね。
個人がブログ運営をするにも同じ考え方は活かすことができる
このように指名検索というのは結構強力です。
でも、個人でも普通に活用ができます。
それは「他の人とかぶらない独自のお店の名前」をブログタイトルなりにしてバナーなど目立つところに貼っておくという方法です。
よくブログタイトルで作ってしまいがちのタイトルがキーワード詰込み型の「おすすめ美白化粧品ランキング」みたいな味気ないタイトルです。
が、これだと指名検索を生み出すことはできません。
一方でもしユニークなブログタイトルをつけておくと自分のブログにきてくれた読者の一部が指名検索をしてくれるようになります。
例えば、「美白の女神」みたいな名前だとユニークですよね。
そして、「美白の女神」と自分のサイト名をつけておくことでサイトに来てくれた人の一部が「あのサイトなんだっけ、美白の女神か、検索してみよう」みたいな感じで検索してくれるようになります。
これが指名検索です。
このように指名検索する人が増えてきたらGoogleが良いサイトだとみなしてくれるようになります。
その結果、ブログのSEOが強くなっていくし、記事なども上位表示しやすくなっていくということです。
先ほどの例では占いサイトなのに「筋トレ」というタイトルなのがユニークでお店の名前として指名検索されているという風にGoogleがみなしているという解釈ですね。
まとめ
今回の記事の内容を理解するには検索意図とは何なのか、指名検索とは何なのかというようなことを理解する必要があります。
なので初心者にはもしかしたら難しいかもしれません。
ただ、この辺を適切に理解が出来るとコンテンツSEOで上位に出すスキルが格段に上がります。
ぜひ、活用してみてください。